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2013年9月の日記


9/25(水)

カンニング



みなさんカンニングについてどうお考えでしょうか。
「大人になるまで一回もしたことがない!」という方もおられるでしょうが、過去の経験としてやったことのある方もおられるのではないでしょうか。

私にも経験があります。ただ経験上、間違いなくいえることがあります。カンニングは絶対に自分のためにならないということ。カンニングをして点数が上がったりしても、結局何の意味もありません。自分の実力から目をそむけ、楽な生き方を覚えるだけです。そしてそれは巡り巡って自分にとってよくない結果を招きます。

カンニングをする子の傾向に、そこそこ成績が良くて、親によく思われたい、ほめられたい、という願望を持っている子が多いように思われます。成績がよくない子はちょっとカンニングしただけでは、付け焼刃ですし、逆にカンニングをしすぎると、良すぎる点数のために疑われるし、毎回カンニングができるとも限らないので、結局やりません。また、カンニングをするにしてもばれないようにするずる賢さなどがないといけません。

やはりする子は平均以上にできる子に多いと思います。する子は小学校低学年ぐらいからしています。


カンニングをしているかどうかは教える側からすれば一目瞭然です。私は生徒の力を把握しています。その子の力では解けないと予想される問題が解けたり、いつもと違う雰囲気だったり。

でも当然ですが生徒はカンニングをしていないふりをします。追及しても認めません。これは非常に難しい問題です。まず、保護者は自分の子どもがカンニングをしているとは思っていません。そして私も証拠を突きつけてまで、追い詰めようとは思いません。一度問い詰めて、認めてくれて、その後しなくなったということがありますが、そのようなことは稀です。「カンニングをしても自分のためにならないということに気付いてほしいな」と思いながら接しております。

カンニングする原因の一端は保護者にもあると思います。結果に対してあれこれ言ってしまうと、「いい点をとらなきゃ」と思ってしまいます。結果がどうであれ経過に対してアドバイスをすれば子どもも前向きに取り組めるのではないのでしょうか。

ほめられることに慣れている子ほど、もっと褒められなきゃと思い行動もエスカレートしていきます。そしていつかカンニングでは賄いきれなくなるほど成績が悪化しますが、親はその原因に気づきません。


ほめることはいいことですが、ほめ方を間違えると間違った方向にいってしまうということです。逆に、ガミガミと言われ続けても、愚直に自分の実力でやりきろうとする子は尊敬に値します。



9/18(水)

模試が返ってきました。



7月8月とバタバタの日々が過ぎようやく落ち着きが戻ってきました。と同時に、季節も変わり、あっという間に冬が来るのですけどね。うちはこの時期はチラシも出さないので人の動きも少ないです。
中3生にとっては2学期期末までが勝負です。なんとかあと3回のテストを頑張って一つでも内申を上げてほしいですね。というのも、模試の結果を見て、内申さえよければ希望のところに行けるのにな、と思う子が多いのです。内申ばかりはいくら受験前にがんばったところでどうしようもありません。本番の点数はラスト3か月で劇的に上がる子はたくさんいますが。

模試の結果を少しだけ紹介させていただきます。



上ヶ原中3年、O君

数学偏差値70.2

中3の4月からの入塾です。もともと力のある子なのですが中3で偏差値70越えを久しぶりに見たので載せさせていただきます。

この夏で英数はだいぶ伸びたのですが、私の目からは彼はまだまだ本気でないように見えます。苦手科目を中心にバランスよくやればまだまだ伸びます。受験校も変わってくると思います。とにかく今から3か月弱は内申をしっかり取るように頑張ってください!


平木中3年、Mさん

中1から入塾の子です。時期が時期なので結果は伏せておきますが、部活を引退して、夏休みがんばったらすぐに結果が戻ってきました。塾内1位です。このまま順調にいけば、目標に到達できると思いますが、油断せずに頑張ってください!



平木中3年、M君

中3の5月からの入塾です。偏差値5計59.1!中2の頃、「2」がちらほらあったとは思えない!中2の頃は定期テストで5教科合計100点ぐらいだったそうです。飛躍的に伸びております。正直、入塾当初は目標と現実が乖離しすぎていたのですが、目標よりワンランク上の高校も現実味を帯びてきました。


上記、3名以外も上がった人はたくさんいますが、、、でもまだ誰もめちゃくちゃ頑張っているという状態の子はいません。例年、1人ぐらいはこの時期からやっている子はいたのですが。今年もそろそろエンジンをかけてくる子が出てくるのを祈ってます。部活引退までは「普段は塾の宿題以外やらなくていいよ」と言ってますがそろそろ塾の宿題以外の勉強もやってほしいですね。



9/12(木)

何で勉強しなきゃいけないの?


「なんで勉強しなければいけないの?」よく生徒に聞かれます。

逆に聞きたくなります。「勉強しなかったら何するの?」と。そう聞いて例えば「野球選手になるために野球をします」とかいうなら分かります。

でもそういう子はあまりいないです。

特に何もすることがないなら勉強すればいいんです。
子どもの頃から何か志を持っているのは素晴らしいです。何かに向かう強い意志があるなら勉強は大してしなくてもいいのかもしれません。たとえば歌手になるとか、何かの職人になるとか。一つのことをやり続ければ道がひらける可能性も高まることでしょう。

そういうものがないのなら勉強して損はありません。というより勉強しないと損をする可能性が高まります。今の日本のしくみを作ったのは勉強のできる人たちです。そのしくみは簡単には変わりません。仮に「来年から大学を全部なくします」とか、「大学には無試験で入れます」とか、「給料はみんな一緒にします」とか、「面接以外で採用したらいけません」とかいう社会になればいわゆる普通の勉強をする意味が薄れるのかもしれません。

でもそうはなりません。そういう社会になったら困る人がいるからです。何かが変わることによって、得をする人もいれば損をする人もいます。今豊かに暮らしている人、今の仕組みで利益を得ている人は変わることを望んでいません。だから仕組みというのは簡単には変わらないのです。

前置きが長くなりましたが、今の日本は勉強が得意な人が得をする可能性が高い世の中なのです。そしてそれはそう簡単には変わらないということです。

勉強が得意だからといってえらいとは思いません。でもこれからも日本で暮らしていくつもりならやっていて損はありません。勉強ができても得をしない国や地域もあります。そんなに嫌なら移住するのも一つの手です。

正直、「方程式をやる意味が分からない」とか、「岩石の名前を覚えて何になるん?」と言われればそれはそう思います。
でも「じゃあ他に何の勉強するの?」と聞いても何も返ってきません。
与えられた勉強をとりあえずやることで進路の幅は広がります。頭を使えば思考力、記憶力がつきます。学校で習うことが生きていく上で実際役に立つかなんて特に重要なことではありません。実際役に立つことしかしたくないのであれば、高校へは行かずに、役に立つ勉強をすればよいのです。学校で習う事はもちろん生きていく上で必要ということもありますが、それ以上に、「自分の選択肢を増やす」、「頭を使うための道具である」という認識でよいと思います。

勉強が得意でも就職できない人、豊かな暮らしができない人もたくさんいます。生きる上では勉強以上にコミュニケーション能力が必要です。二つの能力があれば最高ですが、一つでもあればまだよいです。

「勉強をすれば頭を使うことができる」、
「選択肢が広がる」、
「他にしたい勉強がないなら頭を使う手段としてやればよい」
ということです。
アリとキリギリスではないですが、「とにかくやりたくないからやらない」、「遊んでる方が楽しいから遊ぶ」というのでは、後々生きていくのに苦労すると思います。勉強だけがすべてではないので、やらないならやらないで何かに熱中していてほしいです。

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