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2011年3月の日記

3/9(水)

算数について(特に小学校低学年の方へ)


最近、受験の追い込み、保護者面談、体験授業と全く気の休まる時間がない状況で日記の更新も滞っておりました。受験が終われば更新頻度を上げていこうと思っております。

算数についてですが、塾生にお渡ししている「みそら塾だより」にも記載した内容ですが、最近よく思うことですので、また書いてみます。

特に、体験授業に来られる方で多いのが、「算数・数学の文章問題が苦手なのでなんとかしたい。」というご意見です。みそら塾では小学校5年生から文章問題に徹底して取り組んでいきますが、小学校低学年のうちから不安になられている方も多くおられます。

例えばこんな問題があります。
「Aさんは10本えんぴつを持っています。Bさんは5本えんぴつを持っています。AさんはBさんの何倍えんぴつを持っていますか。」
という問題です。この問題は小学校3年、4年ぐらいでしたら解ける問題ですが、これが解けなかったからといって、特に問題があるとは思いません。

解ける方は10÷5=2  答え 2倍 とあっさり答えを出します。

でも同時に大きな問題を抱えることになります。こんな問題を繰り返しやっていると「大きい数字÷小さい数字をすれば答えがでるんだ」と思うようになってしまうのです。やればやるほど、問題も読まずに答えを出すようになってしまいます。

小5になって小数の割り算を習います。当然、「Aさんは5本えんぴつを持っています。Bさんは10本えんぴつを持っています。AさんはBさんの何倍えんぴつを持っていますか。」という問題も出てきます。

特に、小3、小4で10÷5=2 に慣れてきた子はここでつまずきます。なんで5÷10になるんだと・・・。

小さい数字÷大きい数字にどうしても違和感を感じてしまうようです。低学年のうちは順調に理解していっているようにみえる子でも、問題の本質は何も分かっていないということです。

だから、こういった問題は小数の計算までできるようになってからきっちり教える方がいいと思っております。

そこで重要になるのがもちろん計算力です。小数・分数を含めて6年内容までの計算をマスターしていれば、文章題に取り組む時間をたっぷりと取ることができます。いろんな計算方法を知った上で取り組めば、この問題ではこういう式になる、というように頭を使うようになります。

実際、文章問題が解けないと不安になられている方の多くが、計算でつまずいております。それか、計算はできると思っている方でも、ちょっと複雑になったらできなくなるという場合も多いです。

最近は、指導要領の改訂により、学校の授業スピードや難度が格段に上がっておりますが、まずは計算に関して、いつ、どこを聞かれても大丈夫なように常に復習を取り入れて確実にしていきます。しっかりした土台があれば文章問題など怖くはありません。

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