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市立西宮高校合格、平木中Y君

平木中学Y君

市立西宮高校合格 

中1、4月から入塾。

Y君については3月の日記でも書きましたのでそちらを抜粋しながら書いていきます。

中1の最初から通っていただいて市西に合格できたので感慨もひとしおです。

以下、3月15日の日記の抜粋。

入試が終わってY君が塾に来ました。泣いていました。私は言葉を失いました。去年の10月ぐらいまでの彼なら、私の前で涙を流すことなどありえないし、今、私が日記を書くこともなかったでしょう。翌日に入試を控えていたので卒業式の余韻に浸ることなくすぐに自習に来た彼が、私の前で涙を流していました。彼は頑張りました。毎日塾に来ました。今までの誰よりも。合格か不合格かなんて今の時点では分かりません。でも彼をこんな目に合わせてしまい、今までやってきたことが間違いだったんじゃないかという思いがこみ上げてきました。彼から問題用紙を受け取り、解きました。出題形式が変わることは分かっていました。問題が難しかったとかそういうことではありません。メンタル面です。なんでもっと分かってあげられなかったのか。もっとかけるべき言葉はなかったのか。もっと対策すべきことはなかったのか。自分の中に慢心はなかったのか。問題用紙へのメモ書きを見て、彼の錯乱状態が想像できました。結果がどうであれ普段通りの力が出せなかったのは間違いありません。彼は本当に私の言うことをよく聞いてくれました。今年に入って彼に会わなかった日は片手で数えられるぐらいです。彼がここにいるのが私の日常でした。入試前から、入試が終わってもうちに通い続けると言ってくれました。1年前からは想像もつかない今の姿。彼の成長を一番近いところで見てきました。


以下、3月22日の日記の抜粋。

今年もみんないろんなところに受験に行ったわけですが、どうしてもY君にだけは会いたくて合格発表に行ってきました。発表時刻の10時前に着き、人だかりを眺めましたがY君は見当たりません。受験番号を事前に聞いていたわけではありません。複数志願制の場合、番号があっても第一志望に合格したかは封筒を開けるまで分かりませんので聞いたところで掲示を見ても結果は分かりません。久々に独特の空気を味わいながら寒空の下、立っておりました。最初の人だかりがなくなりひと段落したころにY君が来ました。同じ学校の友達4人もいました。その5人の中からY君だけがすたすたと発表を見に校舎に入っていきました。その直前に私に会いました。なぜY君だけが先に発表を見に行く構図になったかというと他の4人は受かっている自信があったからです。それはずっとY君から聞かされていました。市西受ける子の中で自分だけ明らかにレベルが低いと。まぁ12月の模試結果を見てもそういわざるを得ないのですが。彼には周りがみんな受かって自分だけが落ちるかもしれないというプレッシャーが常にあったと思います。そしてY君が戻ってきました。「先生、受かった、受かった」と。「ほんまか」と言い封筒の中身を確認。合格は合格でももしかしたら市西じゃないかもしれないのでしっかり自分の目で確かめときました。本当によかったです。彼にとって激動の一週間でした。今だから書けますが彼は仁川のIコースに落ちています。彼の合格の瞬間に立ち会えて本当に幸せでした。


以上です。

まず彼がなぜ市西に行きたかったかというと市西で陸上がしたかったからです。
ただ1、2年のうちは宿題はやっておりましたし、定期テストの勉強はそれなりにしておりましたがそれ以外の学習はほぼ0だったと思います。中3になって目標が明確になって、やる気を出すかと思えばやはり部活中心の生活で、内申書を上げるので精一杯でした。内申書は中一の頃と比較しても最高の結果が出せました。
しかし、夏休みも大してやっておりません。受験勉強というものに取り組みだしたのは11月ぐらいからでしょうか。
例年、うちの生徒はそんなものなので、私の中で焦りはありませんでしたし、11月ぐらいからはかなりやってくれましたので1月末頃には十分合格圏内に入っておりました。
しかし、なぜか本番に弱すぎました。本番に弱いことは自分でも言っていたので、仁川の入試で失敗してそれをいい経験にしてもらえたらなと思っておりました。半分冗談で思っていたのですが、まさかの不合格。

実力的にはあり得ません。でもそれが良い経験になって本番では同じ失敗は繰り返さないだろうと思っていました。
そうしたらまた本番でパニック状態に陥ったそうです。普通にやれば普通に受かる力はついていましたのでちょっと失敗したぐらいでも大丈夫だろうとは思っておりましたが入試後の彼の様子を見て、さすがにだめかもしれないという思いがよぎりました。

結局合格したのでよかったです。うちの生徒は12月の模試の成績からかなり得点を伸ばしてくる子が多いです。もちろん彼もラスト4か月の頑張りがあったから合格できたのだと思います。

高校に入学したら部活に勉強に大変な毎日になると思いますがまた一緒に頑張っていきましょう!

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