家庭教師関係
※実際に私(堀井)が経験した上での考察です。
家庭教師の長所
- 時間の融通がきく
他の習い事をしている方や、私学に通われている方にとっては大きなメリットになる。
- 行き帰りの時間がない
家に来てくれるので通う手間が省けるし、通塾上のトラブルもない。
- 自分一人に合わせた授業をしてくれる
周りを気にする必要がない。
- 講師の年齢が比較的若く、親しみやすい
若い講師のほうが話しやすいし、質問しやすい。
- 講師が自分に合わなければ代えてくれる
自分に合った講師に出会える確率が高い。
家庭教師の短所
- 自宅だと緊張感が出ない
講師が見ていない時でも自宅学習ができる子ならばよいが、オンとオフの切り替えができない子が多い。
- 講師と仲良くなりすぎてしまう
家庭教師は優しい先生が多い。ついつい友達みたいな関係になってしまって甘えてしまう。親は家にいても、部屋で何をやっているか把握できないことも多い。
- 家庭教師に気を使う
家庭教師に対しては来てもらっているという意識が強く気を使われる方が多い。部屋をきれいに保ったり、そもそも迎え入れる部屋が必要になる。また、塾なら割とあっさりやめられても、家庭教師の場合、親しくなるとやめたくても切り出せなくなるケースもある。
- 周りが見えなくなる
比較しうる生徒がいない。競争意識が芽生えない。
- 講師が学生ばかりである
学生の多くは職業意識など持っていない。将来、教育に携わろうという人ならばよいが、そういう人ばかりではない。プロ家庭教師に来てもらうとなると費用が高くなる。気に入った講師がいても、自分の都合で辞めてしまう可能性もある。
結論
とにかく家庭教師は講師の力量にかかっている。親しみやすさや融通の利きやすさでは突出しているが、それと、成績が上がることとは直接結びつかない。
家にいても適度な緊張感で取り組まなければ意味がないだろう。
自分が通うに適した塾がみつからない、または、家庭教師のメリットの多くを享受できるという方には適していると思う。
また、いいと思える講師に出会うまで探し続ける貪欲さが必要。
教材販売も行っている会社は避けたほうが無難。